
音楽を通して描く人間の尊厳と自由への渇望
イギリス演劇界の巨匠トム・ストッパードの傑作を小川絵梨子が演出
話題作を次々生み出したイギリスの世界的な劇作家 トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に、20年の歴史的情勢のうねりも描きながら自由への尊さを謳う『ロックンロール』。
愛するロックンロールと母親を守るためソ連軍の侵攻に揺れる祖国への帰国を決意するケンブリッジ大学の留学生ヤンと、ヤンの大学教授であるマックスの対照的な信念を持つ2人を中心に、激動の時代を生きる姿を描きます。劇中では、ローリング・ストーンズやピンク・フロイド、ボブ・ディラン、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなど実在した著名な歌手の楽曲が鳴り響き、弾圧に屈することなく現在も活動を続けているチェコスロバキアの伝説的なバンド、ザ・プラスティック・ピープル・オブ・ザ・ユニバースの音楽も物語のキーとして登場。音楽が持つ自由の力が最大限に活かされ、人間の尊厳とは何かを問う大作です。
演出には「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」(17)、「ほんとうのハウンド警部」(21)、「レオポルトシュタット」(22)でもトム・ストッパード作品の演出を手掛けている小川絵梨子が、歴史の波に翻弄されながらも信念を貫く登場人物の心理を丁寧に描き出します。
弾圧される状況に屈せずロックンロールを愛する小瀧 望演じるヤンと
対照的な思想を持つ人々…。物語の世界観を表現するビジュアル解禁!
主人公ヤンを演じるのは若手演技派俳優として高く評価されている小瀧 望。弾圧されながらもロックンロールを愛する信念を貫く青年の20年という長きにわたる人生を1人で演じます。ヤンの恩師で共産主義の大学教授マックスを演じるのは、ミュージカルで圧倒的な歌唱力と演技で魅了し近年では話題の映像作品に出演が続いている吉原光夫。自由を愛するヤンと共産主義を支持するマックスという対照的な人物2人を軸に物語が展開されます。
そしてマックスの娘エズミには映像や舞台問わず確かな演技で活躍が続く村川絵梨、ヤンの友人フェルディナントに著名な演出家の舞台に引く手あまたの大鶴佐助、エズミの元夫ナイジェルと審問官を演じるのはミュージカルを中心に活躍する上口耕平が4年ぶりにストレートプレイに出演します。さらに数多くの舞台作品に出演し重厚な演技で魅了している名優、那須佐代子がマックスの妻エレナを繊細に演じます。
この度、物語の世界観を象徴する公演ビジュアルが完成しました。愛するロックンロールを自由に聴くことができず割れたレコードに囲まれながら抑圧された状況に対抗するような力強い眼差しでまっすぐ前を見つめるヤンと、相反する考えを持ちながらもそんなヤンに関わっていく人々の対比を表現するようなビジュアルとなりました。
ロックンロールが導くのは解放かあるいは孤独か…。
音楽を通して自由を求めたヤンの行き先は…。ぜひご期待ください。
【あらすじ】
1968年、ケンブリッジ大学の留学生ヤンは、愛するロックンロールと母親を守るため、
ソ連率いるワルシャワ条約機構軍の侵攻が激化する故郷チェコスロバキアへの帰国を決意する。
ヤンの大学教授でマルクス主義者であるマックスは、癌を患う妻のエレナと娘のエズミとケンブリッジで暮らしている。
ある晩、フラワーチャイルドのエズミが庭でバイパーが吹く笛の音を聞いていたところにヤンが現れる。
忠実な共産党員であるマックスは、「プラハの春」により民主化の途を開こうとするチェコスロバキアに
ヤンが帰国することを快く思わず、苦々しく送り出す。
愛するレコードを抱え帰国したヤンを待ち受けていたのは秘密警察の審問官による取り調べであった。
フサーク政権下で正常化体制へと移行を始めたチェコスロバキアでドプチェク解放の署名を集める友人のフェルディナントに対しヤンは、
チェコスロバキア出身のアマチュアロックバンド〈プラスチック・ピープル・オブ・ザ・ユニバース〉の演奏を
聴いて何もかも基本的には問題ないと悟ったと語る。
共産主義による鎮圧を受けてもなお、ロックンロールは潰えることは無かったのだ。
そしてチェコスロバキアで再会するヤンとマックス。
忠誠宣誓書への署名を拒んだがゆえに粛清され不遇の時を過ごしていると不平を並べるヤンに対し、
怒りをあらわにしたマックスは「ケンブリッジでは、
どうして本当の君ではない人間の振りをしてたんだ?」と道を違えた教え子の元を去る。
病状が進むエレナがヤンの元恋人であるレンカにサッポーを教えている。
マックスは議論に居場所を見出そうとするかのように、あるいはエレナとの時間を惜しむかのように個人授業に割って入る。
エレナが席を外した隙にマックスはヤンが刑務所にいることをレンカから知らされる。
――〈プラスチック・ピープル・オブ・ザ・ユニバース〉への嘆願書に署名をしたせいで。
1976年、出所したヤンはアパートで砕け散ったレコードを目の当たりする。
さらに時は流れ1990年、ビロード革命によりチェコスロバキアが民主化を実現した頃、ヤンとマックスは再会する。
驚くエズミ。ケンブリッジで別れを告げたあの頃の恩師といつしか同年齢になったヤンは、いま何を語るのか――。
【公演概要】
公演タイトル:『ロックンロール』
原作:トム・ストッパード
演出:小川絵梨子
翻訳:小田島創志
音楽:大嶋吾郎 美術:小倉奈穂 照明:杉田諒士 音響:加藤温 衣裳:前田文子 ヘアメイク:鎌田直樹
演出助手:長町多寿子、平戸麻衣 舞台監督:木村力 舞台製作:クリエイティブ・アート・スィンク 加賀谷𠮷之輔
宣伝美術:永瀬祐一 宣伝写真:加藤アラタ 宣伝衣裳:ゴウダアツコ 宣伝ヘアメイク:三田彩聖、伊藤こず恵
宣伝:ディップス・プラネット 版権コーディネート:シアターライツ
票券(東京):インタースペース 制作: 市瀬玉子、武冨佳菜 制作デスク: 新美綾乃、永海彩弥野
プロデューサー:石田翔、江口剛史
企画:シーエイティプロデュース
出演:小瀧 望
村川絵梨 大鶴佐助 上口耕平
西川大貴 浅野令子 斎藤瑠希 松田佳央理 伊礼姫奈 石川新太
那須佐代子 吉原光夫
公式サイト:https://rocknroll-stage.com
公式X:@rocknroll2026
公式ハッシュタグ:#舞台ロックンロール
【兵庫公演】
2026年11月6日(金)~8日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール (兵庫県西宮市高松町2-22)
チケット料金:S席 12,500円 (全席指定・税込) ※未就学児入場不可
【特定興行入場券として販売、主催の許可のない有償譲渡および転売の禁止】
一般発売日:2026年10月4日(日) AM10:00
お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888 (12:00~17:00 ※土日祝は休業)
運営協力:キョードーエンタテインメント
主催:シーエイティプロデュース、ぴあ、兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
【東京公演】
2026年11月13日(金)~12月6日(日) 東京建物 ぴあ シアター (東京都中央区八重洲1-6-1 TOFROM YAESU TOWER 3F-6F)
チケット料金:S席 12,500円(全席指定・税込) ※未就学児入場不可
【特定興行入場券として販売、主催の許可のない有償譲渡および転売の禁止】
一般発売日:2026年10月4日(日) AM10:00
お問合せ:チケットスペース 03-3234-9999 (10:00~15:00/休業日を除く)
主催:ぴあ、シーエイティプロデュース
