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| 公開稽古の模様 |
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今回で三度目となる山田邦子座長公演『江戸っ子芸者 夢奴(ゆめやっこ)奮闘記!』の舞台は戦時中の日本橋に位置した料亭『朝暘館』。芸者役を演じるため、磨きに磨きをかけた芸にも要注目。 |
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2000年10月の『夢番地一丁目』、2002年3月の『夢みる女』に続き山田邦子の三本目の座長公演であり、“夢シリーズ”の三作目となる今回の『江戸っ子芸者 夢奴奮闘記!』、この舞台での題材は芸者ということで初の和モノとなった。芸者を演じるということは当然三味線や舞いも劇中で披露をしなければならないのだが、「カッコ良くて子供の頃から憧れていた」ということで山田自身もこの役柄には前向きであった。
物語は、自由な発言や贅沢をすることもはばかられる不安定な戦時中の日本、場所は日本橋の料亭『朝暘館』で展開される。
【江戸っ子】
山田邦子扮する夢奴は置屋『藤乃屋』のおかみ菊次(秋川リサ)から、次のおかみに指名される。『藤乃屋』が抱える膨大な借金も引き継ぐことになると知って一度は断ろうとするのだが、生粋の江戸っ子、夢奴は持ち前の気っぷの良さから結局引き受けてしまう。「深川生まれの下町育ち」という山田が自然体で演じている。
【三味線】
1年程前から趣味で始めた三味線の腕前は、あこがれの仁様(名高達男)を想いながらつま弾くというシチュエーションで観ることができる。山田曰く「三味線には五線譜に表すことのできない“勘どころ”という表現方法がある」
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そして、「その部分を演奏するにはセンスが必要になる」という。この場面では弾き語りも楽しむことができる。
【勧進帳】
豆春(渡辺めぐみ)と太陽(佐野瑞樹)を『長唄勧進帳』に模して逃してやろうと提案をして急遽、舞台の中で劇中劇が始まるのだが、この部分も今回の見どころの一つ。山田はもちろん弁慶役で登場する。芸者の芸に加えて歌舞伎飛び六方や見得を切るところも歌舞伎役者のようにしっかりと決めて見せるとは、山田の器用さならでは。
【最後に】
舞台がいったん終わってからも、まだまだお楽しみには続く。ウェディングドレスにお色直しをした山田が再び登場、劇場に足を運んでくれたファンのために自らが作詞をした『しあわせの青い鳥』を心を込めて披露。ウェディングドレスには「私が一つ一つ丁寧に縫いつけていった」大量のスパンコールが照明に反射して眩しく輝いていた。他にもバスガイドネタなど笑いもしっかりと用意されており、舞台で笑い、涙し、おまけコーナーでまた笑わせて“山田邦子”という芸人が持つ魅力を余すところ無く楽しむことができる舞台に仕上がった。 |
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しんみりとした情景がただよう夏の1シーン |
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ほのかな思いを寄せ合う二人 |
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長唄勧進帳を演じる面々 |
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妻と娘を亡くし、願を掛けて断っていた酒を久しぶりに味わうことになる |
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渋みがかった男時任 |
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感謝を込めておまけコーナー |
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取材時もサービス精神たっぷりにポーズを取る |
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生まれも育ちも東京下町という、本物の江戸っ子、山田邦子。
幼い頃から深川の芸者を見て、カッコいいと思っていたという。座長公演をするなら一度は芸者役を、という念願が叶ったのが3度目の座長公演「江戸っ子芸者 夢奴奮闘記!」となった。長い台詞は苦にならなかったが、かつらや着物が重く、またその所作を身に付けるのに大変苦労したという。また、この舞台の大きな楽しみの1つ、山田邦子座長公演名物でもある舞台最後のおまけコーナーは、楽しいトークは勿論、お客様への感謝の気持ちを込めて、自分で作詞した歌も披露する。その際の衣裳はなんと、自分でリメイクしたというドレス。
「お客様に喜んでもらえるよう、サービスいっぱい、満点のできを目指して一生懸命がんばります」と公演への意気込みを語った。(photo&text:T内) |
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