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イベント!!レポート
第22回創作舞踊劇場公演「陰陽師 -鉄輪恋鬼孔雀舞-」
制作発表の模様!!
5月18日、社団法人 日本舞踊協会 第22回創作舞踊劇場公演「陰陽師 -鉄輪恋鬼孔雀舞-」(おんみょうじ -かなわぬこいはるのパヴァーヌ-)の出演者顔合わせと制作発表が行われた。
イベント概要
夢枕獏が自身の原作「陰陽師〜生成り姫〜」を本公演のために新たに書き下ろした。「生成り姫」は室町時代に生まれた謡曲「鉄輪」に想を得た作品。鬼と化した女から呪われる男を安倍晴明が護る話で、晴明と、原作でも重要な役割を果たす晴明の盟友源博雅を軸に展開される。古典芸能では馴染みの物語を夢枕獏の世界に脚色、現代人の共感を得る創作日本舞踊として表現する。
登壇者のコメント
花柳芳次郎(はなやぎ よしじろう)
演出
創作舞踊劇場では、いつもどのような作品を上演すれば皆様に喜んで頂けるかを考え、いつもベストをつくそうと考えております。常に多角的な視野から協会員が自由に企画・立案して公演を行っておりますが、今回は、本来の日本舞踊を取り戻そうと「陰陽師 -鉄輪恋鬼孔雀舞-」を上演する事に致しました。舞踊の演出は、舞台と違い振付師がイニシアチブを取るべきだと私は考えております。
今回は、大先輩、大ベテランの(花柳)寿南海先生がされる振付のお手伝いをさせて頂く気持ちです。久々の日本的な題材で、美しい雅(みやび)な世界です。日本舞踊の美しさを知って頂ければと思います。
(「陰陽師の術をどのように表現されますか?」という問いに関して)今回初の試みとなる「イリュージョン」を用います。実験的ではありますが、あざとくならないように、うまく舞踊にとけこませて、作品からはみ出さないようにしたいです。
夢枕獏氏代理・夢枕獏事務所取締役
中條裕之

脚本
(夢枕獏氏の会見当日のメッセージより抜粋)
舞台の台本は、演出家の手を経て音楽が付き、役者がセリフを言葉に発し動くことによって完成へとむかいます。いつも独りでやっている小説家にとって共同作業とはなかなか刺激があります。頂いた依頼は僕が書き続けている「陰陽師」シリーズで、ということでしたので、謡曲「鉄輪」の詞を使いながら僕の新しい詞もいれて「鉄輪」の第一稿を書き上げました。台本が完成した瞬間から、僕は独りの観客であり、どんな舞台になるかを待っているところです。この時間が僕にはとてもわくわくする時間です。
花柳寿南海(はなやぎ としなみ)
振付
以前から、夢枕獏さんの「陰陽師」には、現代の世情の騒がしさの中で動いている人間の怖さ、面白さを感じており、振付を引き受けました。一般の人は「創作舞踊って何?」と考えていらっしゃると思いますが、古典の舞踊も、もともとは創作舞踊でした。皆様の中に長く残るような、楽しい、美しい作品にしていきたいと思います。
さとう うさぶろう
衣裳
陰陽道の五行色である、赤・黄・青・黒・白を使って「陰陽師」の世界観を表現しました。安倍晴明を青、葦屋道満を黒...と、それぞれの役の衣裳に五行色を使っています。平安時代の「重ね」の美しさを表現できたらと思います。
尾上菊之丞(おのえ きくのじょう)
葦屋道満 役
創作舞踊劇場の第一回から、出演以外にも演出や振付などいろいろやらせて頂きました。今回久々の出演となるのですが、舞台に出演して踊りを踊るということは、私たち舞踊家にとってやはり最も嬉しいことですし、やりがいのあることなので、わくわくしております。
橘 芳慧(たちばな よしえ)
徳子姫 役
日本の平安時代を舞台にした夢枕先生のこの作品がどれほど飛躍するかは、最終的には私たち舞踊家の踊りにかかっていると思います。私たち出演者も一丸となって力作にしたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。
会場には、衣裳のさとう うさぶろう氏がタイから持ってきた製作中の衣裳が飾られた。 さとう氏が、安倍晴明役の花柳典幸(はなやぎ のりゆき)氏に着付けをしているところ。
コラム
  衣裳が本当に綺麗でした!ふわふわーっとした布を重ねる平安時代独特の衣裳は、まだ製作中とのことで、これからもっと(布を)重ねるそうです。本番の衣裳が早く見てみたいです。制作発表の後、安倍晴明役の花柳典幸さんと葦屋道満役の尾上菊之丞さんが衣裳を着付けしてもらっているところを拝見したのですが、本物の直衣を間近で見たのは初めてだったので、ちょっとドキドキしました。(photo&text:M山)  
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