ディップス・プラネット
ENTERTAINMENT
EVENT REPORT
野球日本代表 | 野球日本代表選手発表の模様 | 最終候補選手発表の模様 | 公式応援ソングの模様
コーチ記者会見の模様 | 監督記者会見の模様
イベント!!レポート
野球日本代表
記者会見の模様
10月12日、ザ・プリンスパークタワー東京にて、12月1日からチャイニーズ・タイペイで開催されるアジア野球選手権に出場する日本代表の最終候補選手34名が発表された。会見には日本代表編成委員会・松田昌士委員長、星野仙一監督、田淵幸一コーチ、大野豊コーチ、山本浩二コーチが出席。北京オリンピック出場権を得るためには優勝が必須条件である大会へ向けての抱負やメンバー選出の過程を語った。
イベント概要
「第24回アジア野球選手権」の予選がで11月末からチャイニーズ・タイペイ 台中市(予定)でスタートする。星野監督率いる“チームジャパン”が、代表の誇りをかけて優勝を目指す!
登壇者のコメント
全日本野球会議・日本代表編成委員会 松田昌士委員長
先程、オリンピックを目指します日本代表選手の最終選考会を行いまして、これから星野監督からお話があるように、決定をいたしました。予定では皆さんに頑張って練習していただいて、この(選んだ選手の)中から、そのときに最も調子のいい選手を最終的に選び、オリンピックに出場する、ということであります。
各国とも非常に力が入っておりまして、すでに世界では5つのブロックの内の2つは第一次代表が決まっています。これからアジアの第一次代表が決まり、さらに最終的な選考を行って、勝ち残った国が北京オリンピックに出場することになります。どうかこれからも盛大なご支援を賜りたいと思います。よろしくお願いします。
質疑応答
●先日来、最終予選の日程について、少し議論になっていますが、そのあたりはいかがでしょうか。
すでに第一次予選が終わっている地域もあり、アジアではこれから予選が行われるわけです。お説の通り、いろいろな国から、特にカナダなどから「第2回目の試合予定を来年の4月上旬まで延ばしてもらいたい」と世界の野球連盟に要求されています。
実は私、日曜日にNYにまいりまして、会長、事務局長といろいろな話をし、その結果「もし、アジアが納得できるとすれば3月の13〜14日までぐらいなら最終予選の試合日程を動かすことは出来るけれども、それ以降は無理である」それから、「そのことに関してもアジア各国の了解はとらなければいけない」ということで、だいたいの話をまとめてきたつもりです。
先程、韓国とチャイニーズ・タイペイから「その決定については了承する」という話が返ってきたところであります。その他の国に関してはそれぞれ了承を取り付けつつあります。
従いまして、この問題はどうやら無事に片付く。日本には影響なしに片付くのではないかと思っています。
もっとも日本に関して言えば、「一発で決めていただきたい」というのが、私からの星野さん、コーチ、選手へのお願いでありますが(笑)。
ただ、私は国際野球連盟(IBAF)の第一副会長をさせていただいておりますので、アジア全体、世界全体の中で、そういう決め方をさせていただきたいと決めてきたところであります。
日本代表 星野仙一監督
つい先程まで揉めに揉めまして、頭を悩ませまして、大変苦労しました。
皆さんご存知のように、プロ野球ではセ・リーグもパ・リーグも、最後の最後まで感動溢れる、そして夢を持たせるようなペナントレースを選手たちが展開をしてくれました。
(選手は)非常に疲れております。しかも、このあと日本シリーズ、アジアシリーズというものも加わります。
最終的には28名を選考する予定だったんですが、ユニホームの下にテーピングをし、我慢をし、戦っている選手がまだまだいるので、どうしても28名には絞れなかった。最終的には24名なんですけども。
これからクライマックス、日本シリーズ、アジアシリーズがあることを踏まえ、さらにアクシデントがあるかもしれないということを考慮しまして、今日は合計34名を選びました。最終的には10名を削らなければいけないという辛い問題もあります。
10名の選手が登録から外れるわけですけれども、プロ野球の世界ですから「競争」には慣れているはずですし、常に競争社会で生きてきた人たちですから「男としての割り切り」があるという考え方でいます。
とにかく「日の丸のために、野球界のために、おれはオリンピックに出て子どもに夢を与えるぞ」という気持ちを持つ選手を第一に求めまして選んだ結果です。
(選手は)疲れているでしょうけれど、「とにかく野球界のために!」と言う男たちの集まりだ、といった自信はあります。
質疑応答
●今日、34名のメンバーが選ばれまして、改めてアジア予選への気持ちが高まってきたと思いますがいかがでしょう?
もちろん随分前から高まってはおりますけれども。このメンバーを選ぶのにあたって本当に時間を割きました。選手のコンディション、気持ち、そういったものを踏まえて、4人で侃々諤々やった末の選出です。
やはり先程も申し上げましたように、両リーグとも非常に激しい、死力を尽くしたペナントレースが行われ、それは非常に喜ばしいことなんですけれども、その中には故障した選手というのも見え隠れしたものですから、余計に我々は苦しみました。いい選手が多いんですけれども、こういう形になりました。
このメンバーを発表したと同時に、「このメンバーでやるんだ!」という新たな意欲がまた沸いてきました。
●投手、野手、それぞれの選考のポイントを教えてください。
「野球界に感謝!日の丸を背負って野球ができる!世界の代表と戦う!オリンピックに出る!」そういう気持ちの大きな選手を基準に選ばせてもらいました。
投手に関しては、後で大野コーチからも話があると思いますが、予選は3試合しかございません。その3試合に誰をもっていくかと言うことで、先発はここ(リスト)にいる5〜6人の中から調子のいい選手をもっていきます。
なにぶんにも理解していただきたいのは、アジアシリーズまでありますから、ここでも死力を尽くす選手がいるということで、何が起きるのかわからないと考えて枠を広げさせてもらったわけです。
●このメンバーを拝見しますと落選の中では楽天の田中投手、巨人の内海投手などもいるのですが、選考で一番悩まれた点はどこでしょうか?
やはり、3試合ということを基準に先発ピッチャーを考えていかなければならないということです。オリンピック本番になれば試合は多いですから、約束はできませんけれども、彼らも可能性は十二分にあるピッチャーだと考えています。
とにかく予選は「3試合」と言うことを基準に考えました。
●メンバーの中でアマチュアから唯一、長谷部投手が選ばれたんですけども、選考理由と彼の良いところを教えてください。
彼はプレオリンピックでもじっくりと2週間、見せてもらいました。そして、60人枠のメンバーを最初に発表しましたときにですね、私が「左ピッチャー、右バッター、出て来い!」と声をかけていたんですけれども、プロの左ピッチャー、特にリリーフの左ピッチャーとしてプロと比較してみて、彼の力は同等、それ以上に値すると4人の意見が一致しました。十分やれるだろうと。
●WBCのときなどはキャプテン制度を設けていましたけれども、今回、キャプテン制度はどうなりますか? もし、キャプテン制度を作るのであれば、誰がキャプテンか決まっていれば教えてください。
これは皆さんの予想通り、ヤクルトの宮本くんにお願いしようかと思っています。お願いしなくても十二分にわかっていると思いますけども。 誰をキャプテンにしても、ある程度実績のある選手は十二分にリーダーシップを取ってくれると思いますけれど、彼がずば抜けていると判断しています。
●各コーチが韓国のプレーオフを視察に行ったということなんですけれども、視察したことで選考に変化したということはありますか?
相手を見て変化と言うことはあまりないです。やはり、「今のベストメンバーはこれだ!」と。何度も言うようですけど、皆さんの知りえないところでケガを我慢し、ファンのために、自分のために、チームのためにというスタイルで1年間頑張りぬいている選手がいる。そういうことを考え抜いた上での選考です。
●このメンバーでどういう戦い方をしていくのか。逆に言えば、こういう戦い方をしていくからこの34名になったんだというところを教えてください。
それはピッチャー、野手を含めましてコーチ陣に質問してください。
●はい。では後ほど質問させていただきます。さて、本番まで2ヵ月弱となります。この選ばれたメンバーたちにどういう調整をしていって欲しいか。また、2ヵ月弱でチームをどういう風に作り上げていくか、教えてください。
まず、どんなに力量があっても、成績が良くても、そういう選手の集まりでも、チームが1つにならなければ本当に弱いチーム、脆いチームになってしまうと思います。私はプレオリンピックの神戸の合宿で「こんな選手で戦えるのか」と、ある意味ショックを受けたわけですけれども(笑)。
練習に練習を重ね、1試合1試合をしのいでいけば、レベルの低い選手でも、1軍でもいけるぞというレベルになった。1試合ずつしのいでいく中で1つになりました。「チーム」になりました。
「チーム」にならなければ、いくらいい選手を集めても、私は「勝てないだろう」と考えています。多少レベルが落ちても、気持ちの上で1つになる。日の丸の下に1つになる。野球界のために1つになる。そうすることで、我々の目指すものに近づけるのではないかと思います。
●対戦の各国も、そろそろ代表メンバーというのが出てきていると思います。改めて各国の特徴、戦い方を一言ずつ教えてください。
韓国は選考選手を見てみますと、ピッチャーにおいては左ピッチャーをソンコーチは重要視している。先発も含めまして、左を重要視し、若いピッチャーをかなり登録している。 ということは日本に左バッターの優秀な選手が多いという想定のもとで、編成を組んだと思います。打つほうもですね、イ・スンヨフをはじめ、左バッターもパワーのある選手が非常に多いですし、右バッターもかなりパワーのある選手が多い。 正直言いまして、日本のバッター陣はパワーの面では劣ります。でもそこは、「チーム」ということを考えれば十二分に戦えると自信を持っています。
●チャイニーズ・タイペイについてはどうですか?
チャイニーズ・タイペイはですね、ワン・チェンミンが出れないということで、ある意味、ホッとしている部分も正直あります。ですが、ナショナルチームとなりますと、チャイニーズ・タイペイはアジア大会でも優勝していますし、かなり力が入っていますし、北京でオリンピックがあるということを含めて、松田委員長が言われたとおり、燃えています。
彼らは国のもと1つになる。韓国を含めて、それに負けない「1つになる」ということを我々は心がけなきゃいけないと思っています。
●最後に、選ばれた選手に改めてメッセージをお願いします。
彼らは日本で学んだ野球で、これまでやってきています。今のまま、自分の力を7割8割出してくれればいい。あえて技術的なことを言うこともないでしょう。本当にベストコンディションでチャイニーズ・タイペイへ乗り込んでもらいたい。あとは気持ちの面だけではなかろうか、と。リストに上がった選手は気持ちの面だけでどうにでもなると考えています。
日本代表 大野豊コーチ
質疑応答
●選考で左6名、右9名のピッチャーとなりました。改めて選考の理由をお願いします。
本来であれば、もう少し絞って皆さんに発表したかったんですが、星野監督がおっしゃったように、まだまだ日本シリーズ、アジアシリーズと選手たちは投げているわけなんです。そういう状況の中で、どういう形でかはわかりませんがコンディション作りが崩れることもある。ということで、メンバー的にはかなり増えましたけど、バランスを考えた上では非常にいいバランスで選んだかなと思います。
●先程、星野監督からも「3試合」というお話がありましたけれども、大野コーチの中ではその3試合の中でどういう投手起用をしていくかはある程度はできていますか?
ある程度はできています。しかし、先程もそういう話題になってシミュレーション等をしましたが、このあたりは頭を悩ます展開になっています。ただ、先発ピッチャーはかなりのメンバーが入っていますが、リリーフ専門の選手もいますけど、状況によっては(先発ピッチャー陣)に中(リリーフ)で投げてもらう、ということも出てきます。
選手の使い方、もしくは先発ピッチャーの起用方法というのは、試合はまだ続いているので選手の今後の戦いぶりや合宿、自主トレを見て考えます。それまでにある程度の青写真を描いて決めたいなと思っています。
日本代表 田淵幸一コーチ
質疑応答
●どういう攻撃をしていきたいですか?
まずキャンプに入って、選手たちに何を言おうかと考えていたんですけど。一軍の一流選手が集まるわけですから、技術がどうのこうのではなく、星野監督がどういう指針の中で試合を進めていくのかということを、まず第一に選手へ知らせたいですね。
それは何かというと、クリーンナップであってもバントをする。それこそ練習で、4番であろうが3番であろうが5番であろうが、どの打順であってもバント。この短期決戦の中で1点を取りにいくという、本当にしつこい、「これぞ、星野ジャパンの野球だ」ということを、選手たちに会ったら練習の中で徐々に伝えていきたいと思います。
●メンバーを見ますと、やはり動ける、足の使える選手が多いと思うんですけど。
やはり、スピードだと思います。短期決戦はピッチャーからとよく言いますけれど、点を取らなければ勝てないですから。足というのは守る選手も走る選手も必要です。ただ1つ悔いが残るのは「ここぞ」というときに絶対にセーフになる足の持ち主がちょっと見当たらなかったという感じがするんですけども。
「キミは4番だよ」っていうのではなくて、とにかくつなげる。フォアボールでもデッドボールでも何でもいいんです。「なんとかせい」と言ったときに、とにかく塁に出られるような選手のオーダーを組みたいと思っています。
●今回の予選では球場が非常に広いということで、そういうことも考慮の中にあってこういうメンバーになったんですか?
そうですね。まず広角に打てる。特に外角のストライクゾーンが、多分、国際アンパイアは広くなると思うので、追い込まれる前にとにかく早打ち。右中間であり、左中間であり、とにかく逆らわないようなバッティング。そして、つなげていく。もちろん、山本コーチが後で言うと思うんですが守備の面でも連係プレーってものを見せて欲しい。とにかく1点を取って1点を守る。これは野球の原点だと思うので、選手には、ぜひ監督を胴上げするような、そういうプレーをしてもらいたいと思います。
日本代表 山本浩二コーチ
質疑応答
●先程、田淵コーチからもお話がありましたけれども、「連携」という部分。各チームから集まって1つのチームになるということで、この連携という部分が一番重要になってくると思うのですが。
基本的に一流選手ばかりですので、何をやるべきかはそれぞれの選手がわかっていると思います。状況に応じて「自分はこれをするんだ」とわかっていると思います。
先程、星野監督が言っていたように、やはり気持ちが一番大事。みんなの気持ちが1つになる。そういったことがこの短期決戦で大事だと思うので、いかにそれができるかっていうのが我々の仕事じゃないかなと思っています。
●韓国のプレーオフ視察にいったそうですが、その感想を教えていただけますか?
それは企業秘密で。手強いのは確かです。相手投手にもいいピッチャーはいます。野手に関しても、それぞれのチームの主力選手が集まっているのでパワーもありますし、足もある。ただ、見てきた成果は我々の中でミーティングしています。
●韓国のメンバーを見ますとかなり新しい選手も入ってきて、それらの選手を生で見たことは役に立つと思うのですが。
細かいことになりますけど走塁とか、守備の肩、投手。いろいろありますね。
コラム
  最終候補34人にアマチュアの長谷川康平選手(愛知工業大学)が選ばれたり、東北楽天の田中将大選手が漏れたりと、私には十分サプライズとなった記者会見でした。さらに24人に絞り込まれる星野ジャパンにはいったい誰が残るのか!?星野ジャパンから目が離せない! (photo&text:O西)  
-----------------
TOP PREVIOUS NEXT
copyright DIPPS PLANET